
2026年10月1日、Googleストアで「Pixel 10a」が値上げされました。128GBは79,900円から92,800円(税込)に、256GBは94,900円から107,800円(税込)に上がっています。同じ日、SamsungオンラインショップでもGalaxy S26シリーズの全モデル・全容量(7種類)が、19,400円から35,000円の幅で値上げされました。どちらも、すでに販売されていた機種で、事前の告知はありませんでした。
「スマホ 値上げ」と検索する人が増えています。Googleトレンドの指数は、2026年10月26日時点で、直前の1か月と比べて170%上がりました。今買うか、待つか。ここが分かれ道です。
あなたは、今買うべき人でしょうか。それとも、待つべき人でしょうか。ラボ長は、Galaxy Z Fold7を約1年使っていて、買ったのはキャリアの返却プログラムです。月あたりの金額に直すと、自分がどちらかが分かります。
目次
TABLE OF CONTENTS
今買うべき人は「買い替えを決めた人」、待つべき人は「今のスマホが使える人」
買い替えをすでに決めている人は、今の価格で買うほうが有利です。待つ理由があるのは、今のスマホが問題なく使えている人だけです。
理由は、待っても安くなる材料が、今回調べた範囲では見つかっていないことです。値上げの背景は、AI向けの需要でメモリ(データを一時的に記憶する部品)の価格が上がっていることです。調査会社カウンターポイントは、2026年に入って世界のスマホの小売価格が平均15%上がり、新しく発売されたモデルは前年同期より平均25%高いと発表しています(iPhone Maniaの報道)。Googleも7月の時点で、販売中のPixelの価格を順次見直す方針を明らかにしていました(ガズログの報道)。
買うと決めている人が先送りしても、得をする根拠は弱いです。今のスマホが使えているなら、値上がりした価格で急いで買う必要はありません。ただし、待つ間にさらに値上げされる可能性はあります。
10月に値上げされたのは、Pixel 10aとGalaxy S26シリーズ
ラボ長は10月26日に、GoogleストアとSamsungオンラインショップの購入ページで、下の表の価格を確認しました。
キャリアでも値上げがありました。ドコモは10月9日、Pixel 10aの256GBを105,050円から116,930円(いずれも税込)に引き上げています(ケータイ Watchの報道)。iPhoneも、10月1日にソフトバンク(iPhone 17・iPhone Air)とau・UQモバイル(iPhone 17e)があらためて値上げしました(セレクトラの報道)。
10月に値上げされた主な機種(税込)
| 機種 | 値上げ前 | 10月の価格 | 上がった額 | 確認方法 |
|---|---|---|---|---|
| Pixel 10a 128GB(Googleストア) | 79,900円 | 92,800円 | 12,900円 | ラボ長が画面で確認 |
| Pixel 10a 256GB(Googleストア) | 94,900円 | 107,800円 | 12,900円 | ラボ長が画面で確認 |
| Galaxy S26+ 256GB(Samsung) | 169,920円 | 192,130円 | 22,210円 | ラボ長が画面で確認 |
| Galaxy S26+ 512GB(Samsung) | 196,900円 | 219,100円 | 22,200円 | ラボ長が画面で確認 |
| Pixel 10a 256GB(ドコモ) | 105,050円 | 116,930円 | 11,880円 | 報道(10月9日) |
※「値上げ前」の価格は、発売時や値上げ直前の報道などをもとにしています。
値上げはいつまで続く?メモリ価格は約4倍、落ち着いたという報道は見つかっていません
メモリの価格は、2026年に入って、2025年10〜12月期の約4倍になっています(カウンターポイントの調査、iPhone Maniaの報道)。ギズモード・ジャパンは、値上げの流れが落ち着いたという話は聞こえてこず、今後も値上げされる可能性は十分にあると伝えています。
Gadget Gateの連載「佐野正弘のITインサイト」(7月9日)で、佐野正弘さんは、値上げの要因は多い一方で、下がる要因はほぼないとして、買い替えを考えているなら最適な時期は今すぐだと見ています。
値上げが止まる時期を示す確かな情報は見つからず、2027年に下がると言える材料も確認できていません。
表示価格と「実質負担」はここまで違う:月額表示の落とし穴
同じ端末でも、「いくら払うか」の見え方は、買い方で変わります。ここでいう実質負担は、使い終えるまでに、実際に払う金額の合計のことです。
Googleストアの表示は、Pixel 10aの128GBで、92,800円(税込)、または3,867円/月(24回払い)です。Samsungオンラインショップの表示は、Galaxy S26+の256GBで、192,130円(税込)、または16,011円/月(12回払い)です。同じ192,130円を24回で割ると約8,005円で、月額の表示は半分になります。
キャリアの返却プログラムは、2年後に端末を返す前提で、毎月の支払いを抑える買い方です。ASCIIは、ドコモに他社からの乗り換え(MNP)で契約し、「いつでもカエドキプログラム」を使うと、Galaxy S26もPixel 10aも、端末代の負担額が33円になると報じています(10月1日)。ただし、プログラム利用料の22,000円が別に必要です。ドコモは2026年2月の発表で、返却時に払うプログラム利用料を加えました。次の機種をドコモで買うなどの条件を満たすと、免除されます。
ラボ長のGalaxy Z Fold7も、この返却プログラムで買った1台です。
月あたりで比べる:今買う場合と、さらに値上げされた場合
計算に使う数字には、前提と限界があります。割る期間は24か月です。将来の価格は誰にも分からないため、「さらに値上げされた場合」は、今回と同じ上げ幅の値上げが続いたと仮定した計算で、価格の予想ではありません。価格はすべて税込で、2026年10月26日時点です。キャリアの割引と通信料金は含みません。
月あたりの負担の目安(税込)
| 買い方 | 払う総額 | 月あたり |
|---|---|---|
| Pixel 10a 128GB・今買う | 92,800円 | 約3,867円 |
| Pixel 10a 128GB・さらに12,900円上がった場合 | 105,700円 | 約4,404円 |
| Galaxy S26+ 256GB・今買う | 192,130円 | 約8,005円 |
| Galaxy S26+ 256GB・さらに22,210円上がった場合 | 214,340円 | 約8,931円 |
| Pixel 10a・Galaxy S26(ドコモの返却プログラム・MNP・利用料を払う場合) | 22,033円(返却まで) | 約958円(23か月) |
※上の4行は24か月で割った目安です。返却プログラムの行は、負担額33円と利用料22,000円の合計を23か月で割った目安で、報道(ASCII)をもとにしています。ドコモは10月9日にPixel 10aの256GBの価格を変えています。申し込む前に、ドコモの画面で最新の条件を確かめる必要があります。端末は手元に残りません。
同じ幅の値上げが続いた場合に増えるのは、月あたり、Pixel 10aで約540円、Galaxy S26+で約925円です。待っている間、今のスマホを使い続けられるなら、新しい端末の支払いは始まりません。
価格を1日あたりに直す見方は、Xperia 10 VIIIの価格を1日あたりで計算した記事でも使っています。
LABO CHIEF'S NOTE
ラボ長のひとこと
広告運用歴17年の立場から言うと、見出しになる数字と、実際に払う数字は、別物であることが多いです。「負担額33円」は強い数字ですが、利用料22,000円を足すと、23か月で月約958円になります。
Galaxy S26+の今回の値上げ幅は22,210円で、返却プログラムの利用料22,000円とほぼ同じ額です。
値上げを避けるために急ぐなら、先に返却時の利用料を確かめたほうがいいと考えています。
確かめる点は、利用料がいくらか、免除される条件は何か(次の機種を同じキャリアで買うことなど)、返却したあとに端末が手元に残らないことを納得できるか、の3つです。
今買うべき人・待つべき人のチェックリスト
今買うべき人
待つべき人
待たずに負担を抑えたい人は、1つ下のグレードの機種、型落ち、中古という選び方もあります(佐野正弘さん、Gadget Gate)。