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『わたしの知らない子どもたち』10/16公開|西川美和監督×二階堂ふみ、戦後の孤児を描く新作を予習

西川美和監督の新作『わたしの知らない子どもたち』が、10月16日(金)に公開されます。W主演は、約500人のオーディションから選ばれた新人の小八重葵美さんと、二階堂ふみさんです。

舞台は終戦後の東京で、上映時間は150分。重そうな題材に見えて、どんな映画なのか、公開前はつかみにくい作品です。

ネタバレなしで、あらすじ、キャスト、見どころを順に見ます。ラボ長は、まだ観ていません。2026年10月6日時点の情報です。

目次

TABLE OF CONTENTS

  1. 01 『わたしの知らない子どもたち』の公開日・上映時間・基本情報
  2. 02 あらすじ(ネタバレなし):家族を失った12歳の少女が、「少年」として生きる
  3. 03 キャスト:小八重葵美・二階堂ふみ・竹野内豊・岡田准一ほか
  4. 04 西川美和監督とは:『すばらしき世界』『永い言い訳』の監督が描く、戦後の孤児たち
  5. 05 見どころ:『ゴジラ-1.0』のVFXチームが再現した戦後の東京
  6. 06 広告のプロ目線で見ると:新人主演と他作品の実績で、「重そう」を越える宣伝
  7. 07 『わたしの知らない子どもたち』のよくある質問
  8. 08 結論:『すばらしき世界』が刺さった人は初日、重そうで迷う人は予告の映像で決める

『わたしの知らない子どもたち』の公開日・上映時間・基本情報

基本情報は、映画ナタリーと西川美和監督の公式ニュースの掲載をもとにしています。企画は、分福です。

公開日

全国公開

10月16日(金)

上映時間

2時間30分

150分

原案・脚本・監督

オリジナル作品

西川美和

音楽

 

原摩利彦

配給

製作も同社

K2 Pictures

あらすじ(ネタバレなし):家族を失った12歳の少女が、「少年」として生きる

舞台は、終戦後の東京です。音楽家の父のもとで、穏やかに暮らしていた12歳の少女・琴子(小八重葵美さん)は、敗戦によって、家族と日常を奪われます。琴子は、生き延びるために、自分の性別を隠し、「少年」として生きる道を選びます(ciatr)。

琴子とともに物語の中心にいるのが、琴子がかつて疎開した学校の教師・曽根文美子(二階堂ふみさん)です。曽根は、戦時中に軍国教育に加担したことを悔やんでいて、孤児となった琴子を探します(シネマトゥデイ)。

琴子の周りには、戦争で人生を変えられた大人たちがいます。役所広司さんと田中裕子さんは、矯正施設から逃げ出した戦争孤児の面倒をみる、老夫婦の漁師。岡田准一さんは、闇市で暮らす孤児たちを受け入れる、新興ヤクザの組長。吉田羊さんは、孤児院「隣相館」の館長を演じます(Niewmedia)。

キャスト:小八重葵美・二階堂ふみ・竹野内豊・岡田准一ほか

小八重葵美

W主演・約500人のオーディションから抜擢

茅野琴子 役

二階堂ふみ

W主演・琴子を探す元教師

曽根文美子 役

竹野内豊・櫻井海音

琴子の父と兄

茅野孝一・律朗 役

役所広司・田中裕子

孤児の面倒をみる老夫婦の漁師

山井甚平・けい 役

岡田准一・吉田羊・坂東龍汰ほか

新興ヤクザの組長、孤児院の館長、新聞記者

菊沢徹ほか 役

二階堂ふみさんは、子どもにも大人にも、それぞれの立場でこの物語を受け止めてほしいとコメントしています(葵プロモーション)。岡田准一さんは、映画としての面白さだけでなく、社会への問いが込められていると感じたと話しています(Niewmedia)。

西川美和監督とは:『すばらしき世界』『永い言い訳』の監督が描く、戦後の孤児たち

西川美和さんは、『すばらしき世界』『永い言い訳』などで知られる監督です。本作は、原案・脚本・監督の、オリジナル作品です。

きっかけは、前作『すばらしき世界』の制作中に出会った、戦後の日本に実在した孤児たちの現実だといいます。その現実を背景にして、物語が作られました(西川美和監督の公式ニュース)。

『すばらしき世界』は、シカゴ国際映画祭で、観客賞と、役所広司さんのベストパフォーマンス賞の2冠を達成しています(リアルサウンド)。

見どころ:『ゴジラ-1.0』のVFXチームが再現した戦後の東京

VFXは、『ゴジラ-1.0』で第96回アカデミー賞視覚効果賞を受賞した白組のチームが担当し、1945年の街並みを再現しています(リアルサウンド)。公開された新予告編には、家も家族も失った琴子が、「少年」と偽って必死に生きる姿が収められています(Niewmedia)。

同じ白組の実績をたどるなら、11月3日公開の『ゴジラ-0.0』の予習記事も書いています。

映画『わたしの知らない子どもたち』公式Xの投稿です。

広告のプロ目線で見ると:新人主演と他作品の実績で、「重そう」を越える宣伝

広告運用に17年携わってきた立場から、この映画の宣伝の組み立てを見ます。

戦後の孤児を描く、150分の映画は、「重そう」と身構える人が多いはずです。その壁を越えるために、宣伝が使っている材料は、3つあります。

1つ目は、新人の主演です。琴子役は、約500人のオーディションから選ばれた新人で、周りを、役所広司さん、田中裕子さん、岡田准一さん、吉田羊さんといった、実力派が固めています。新人の主演に生まれがちな不安を、周りの出演者で、先に打ち消しています。

2つ目は、追加キャスト13名の発表です。7月に、予告編とポスターの公開とあわせて、役所広司さん、田中裕子さん、岡田准一さん、吉田羊さんらが、まとめて発表されました(リアルサウンド)。一度に出すことで、「豪華な出演者」の印象を、一気に作っています。

3つ目は、他作品の実績の転用です。予告編で、『ゴジラ-1.0』のアカデミー賞受賞チームの名前を出すのは、まだ観ていない人に、「映像は信頼できる」と伝える近道です。5月12日掲載の発表で特報が公開されてから、公開までは157日です(日付の差を数えた値)。時間をかけて、安心できる材料を、1つずつ積み上げています。

LABO CHIEF'S NOTE

観る理由を、先に足してくれる宣伝

西川美和監督の作品では、『すばらしき世界』を観ています。いちばん印象に残っているのは、役所広司さんの演技です。

今回の映画にも、役所広司さんが出ています。

重そうな題材ほど、宣伝は、観る理由を足していきます。新人の主演、実力派の出演者、白組の映像。

観る前の身構えを、1つずつ軽くしています。

『わたしの知らない子どもたち』のよくある質問

Q1. 公開日と上映時間は?
A. 10月16日(金)公開で、上映時間は150分です。

Q2. 原作はありますか?
A. ありません。西川美和監督が、原案・脚本・監督を務める、オリジナルの作品です。

Q3. 前作の『すばらしき世界』を観ておく必要はありますか?
A. 必要はありません。本作は、独立した新作です。ただ、本作の背景になった出会いは、『すばらしき世界』の制作中にあったとされています。

Q4. W主演の2人は誰ですか?
A. 約500人のオーディションから選ばれた新人の小八重葵美さんと、二階堂ふみさんです。

結論:『すばらしき世界』が刺さった人は初日、重そうで迷う人は予告の映像で決める

ラボ長の結論は、『すばらしき世界』が刺さった人は、公開初日に観に行く、です。重そうで迷う人は、予告編で、戦後の東京の映像を見て決めてください。私はまだ観ていないので、この記事は、公式の発表と報道をもとにした考察です。

同じ10月公開の映画では、公開初日に劇場で観た感想を、『時給三〇〇円の死神』の記事にまとめています。

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