
映画『時給三〇〇円の死神』が、10月2日に公開されました。ラボ長は公開初日の今日、劇場で見てきました。
「死神のアルバイトで時給300円」という設定は気になるものの、泣ける話なのか、自分に合う作品なのかは、見るまで分かりません。
この記事では、ネタバレなしで、作品情報と初日に見た感想、少し惜しいと感じた点、劇場の様子をまとめます。公式が仕掛ける「感想投稿キャンペーン」を、広告運用17年の目線で読み解く考察もあります。
※物語の結末や展開には触れません。
目次
TABLE OF CONTENTS
『時給三〇〇円の死神』とは?10月2日公開・あらすじ・主なキャスト(ネタバレなし)
『時給三〇〇円の死神』は、藤まるさんが2017年12月に双葉文庫から刊行した小説を原作とする映画です。上映時間は119分、映倫区分はGで、10月2日に全国公開されました。配給はギャガとソニー・ピクチャーズ エンタテインメントです。
あらすじは、公式の紹介によると次のとおりです。不幸続きで生きる希望を失った大学生・佐倉真司が、同級生の花森雪希に誘われて、死神のアルバイトを始めます。仕事は、この世に思いを残したまま亡くなった死者に寄り添い、あの世へ送り出すことです。雇用期間は6カ月で、時給はたったの300円です。
公式の紹介では、死者たちとの出会いを通じて、主人公たちが人間の「醜さ」と「優しさ」に触れ、成長していく物語とされています。
主演は、アイドルグループ「なにわ男子」の西畑大吾さんと、福本莉子さんです。真司を西畑さん、雪希を福本さんが演じ、二人は本作が映画初共演です。ほかに、真司の元恋人役の渋谷凪咲さん、訳ありの死者の少年役の齋藤潤さん、死者の少女役の泉谷星奈さん、真司の父役の山口馬木也さん、謎めいたホームレス役の小澤征悦さんなどが出演します。
監督は、『ストロベリームーン 余命半年の恋』などの酒井麻衣さんで、脚本は福田果歩さんです。『366日』の製作陣が参加し、主題歌はHYが担当しています。
公開初日に見た感想|いちばん心に残ったのは「今を生きよう」と思えたこと
ラボ長がいちばん心に残ったのは、終盤の展開です。内容はネタバレになるので書きません。
見終わったあと、こう思いました。人は死んでから、少なからず後悔が残るもの。だったら自分は、今を生きることを大事にしよう、と。
死神として死者に寄り添う物語なので、死がテーマの作品です。ただ、ラボ長が劇場から持ち帰ったのは、「今日をちゃんと生きよう」という気持ちでした。
映像も印象的でした。今回は、映像の美しさがすごかったです。作品の紹介文でも、美しく幻想的な映像で描く作品とされています。
西畑大吾さんと福本莉子さんも、作品に合っていました。二人の表情や、柔らかい話し方が、映画の世界観にぴったりだと感じました。
少し惜しい点|ファンタジーとリアルを行き来する設定は、頭に入れて見ると入りやすい
ラボ長が少し惜しいと感じたのは、設定の理解が必要な場面があったことです。物語は、死神の世界というファンタジーと、現実の生活というリアルを行き来します。そのため、頭の中で場面の切り替えを整理しながら見る必要がありました。
これから見る人は、「死神のアルバイトとして、死者に寄り添い、あの世へ送り出す」という基本の設定だけ、先に知っておくと入りやすいと思います。この記事の最初のあらすじが、その基本です。
初日の様子|客席は女性が多い印象で、公式Xでは舞台挨拶も
初日の客席は、女性が多い印象でした。主演の西畑大吾さんは「なにわ男子」のメンバーなので、ファンの方が多かったのかもしれません。
また、公式Xによると、10月2日には公開記念舞台挨拶が行われ、西畑大吾さん、福本莉子さん、渋谷凪咲さん、泉谷星奈さん、佐津川愛美さん、小澤征悦さん、酒井麻衣監督が登場しました。公式Xは、全国公開中だと呼びかけています。
公式の紹介では、この作品は死と向き合う人々を描いたヒューマンドラマです。アイドルのファンでなくても、「今を生きる」というテーマに惹かれる人には届きそうです。
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こんな人におすすめ・合わないかもしれない人
【ラボ長考察】公式が仕掛ける「感想投稿キャンペーン」を広告のプロが読むと
映画の公式Xは、「#映画時給300円の死神を届けたい」というハッシュタグで、期待と感想のコメント投稿キャンペーンを実施中だと案内しています。
広告運用17年のラボ長が注目したのは、ハッシュタグの名前です。「届けたい」という言葉には、見た人を「見る側」から「届ける側」に変える狙いがあると感じました。広告の世界では、広告そのものより、実際に見た人の感想の方が、次に見る人の背中を押しやすいと言われます。公開初日に見た人の声を集め、週末に広げていく設計だと考えられます。公開直後のこの数日の口コミが、作品の広がりを左右しやすいのです。
ラボ長にとっては、この記事も「届ける側」の一つです。初日に見た人間として、感じたことをそのまま書きました。
LABO CHIEF'S NOTE
ラボ長のひとこと
「届けたい」は、広告屋として上手い言葉選びだと思いました。
ただ、ラボ長の心に届いたのは、映画が伝えた「今を生きよう」でした。
結論:「今を大事にしたい人」は劇場で見る価値あり、設定に不安なら予習して
結論です。『時給三〇〇円の死神』は、「今を大事に生きたい」と思いたい人には、劇場で見る価値があります。ラボ長は、初日に見てよかったと思いました。
一方で、設定を考えずに流れで楽しみたい人は、あらすじの基本だけ予習してから行くと入りやすいです。見に行く前にこの記事の最初のあらすじを読んでおけば、ネタバレなしで準備ができます。
上映館や上映時間は、劇場の公式サイトで確認してください。