
STARTO ENTERTAINMENT所属アーティストが大みそかに集結する年越しライブ「COUNTDOWN CONCERT 2026-2027 STARTO to WORLD」が、2026年12月31日にNetflixで世界190以上の国と地域へ独占ライブ配信されることが、9月22日に発表されました。1996年のスタートから数えて、今年は30周年の節目にあたります。
昨年まではファンクラブ向けの配信が中心だったカウコンが、なぜ世界同時の生配信に踏み切ったのか。視聴する側にとって何が変わるのか、気になっている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、カウコンの歴史や昨年との違い、同時に制作される事前番組・舞台裏番組、Netflixとの連携実績を整理したうえで、広告・マーケティングに17年携わってきたラボ長の視点から「J-POPの海外展開」という切り口で考察します。
目次
TABLE OF CONTENTS
カウコンとは?1996年に始まった年越しライブの30年

「カウコン」は、STARTO ENTERTAINMENT(以下、STARTO社)の所属アーティストが大みそかの夜に集まり、ファンと一緒に新年を迎えるカウントダウンコンサートの通称です。始まりは1996年。阪神・淡路大震災からの復興を支援するチャリティーイベントとしてスタートしました。
旧ジャニーズ事務所の時代には長年フジテレビ系で生中継され、年越しの風物詩として定着。しばらく開催されない年が続いたものの、昨年(2025-2026)は東京ドームで3年ぶりに復活しました。そして2026年、誕生から30年という大きな節目を迎えます。
昨年との違いは「世界同時の生配信」
最大の変化は配信の形です。昨年はリアルタイムの生配信をSTARTO社公式の「FAMILY CLUB online」で行い、Netflixでの配信は年明けの1月7日からの後日配信でした。
今年はNetflixが公演当日にライブで届けるため、会場に行けないファンも、海外に住むファンも、同じ瞬間に年越しを体験できます。アーカイブ配信も予定されているので、リアルタイムで見られなくても後から楽しめます。
カウコンが世界同時ライブ配信されるのは今回が初めて。さらにNetflixにとっても、日本発の音楽ライブと、年末年始のカウントダウンコンサートを世界同時で生配信するのは、どちらも初の試みです。
事前番組と舞台裏番組「BEHIND」も独占配信
事前番組(2026年12月配信予定)
出演アーティストが、目前に迫ったコンサートへの思いや本番までの道のりを語る番組です。
ライブ本編(2026年12月31日)
コンサート直前番組から、年越しの瞬間を含むコンサート本編までを世界へライブ配信します。アーカイブ配信もあります。
BEHIND the STARTO to WORLD(仮)(2027年1月下旬配信予定)
コンサートの準備やリハーサル、ステージの舞台裏に密着。本番の裏側で見せるアーティストの素顔が見られる番組です。
NetflixとSTARTO社のこれまでの連携実績
両社のタッグは今回が初めてではありません。2024年には、所属アーティストが大集合した大型ライブイベント「WE ARE! Let's get the party STARTO!!」の映像をNetflixで配信し、日本の週間ランキングで2週連続3位に入ったと報じられています。
続いて昨年のカウコン「COUNTDOWN CONCERT 2025-2026 STARTO to MOVE」と、その舞台裏を収めたメイキング「Behind the STARTO to MOVE」も2エピソードで配信。「ライブ映像+舞台裏ドキュメンタリー」をセットで届ける型は、すでに2回の実績で固まっていると言えます。今回の世界同時生配信は、その積み重ねの先にある「次の一手」です。
昨年の出演アーティストと今年の見どころ
今年の出演アーティストと配信時間は、後日発表とされています。参考までに、昨年の出演は以下の12組、総勢73人でした。
NEWS/Hey! Say! JUMP/Kis-My-Ft2/timelesz/中島健人/A.B.C-Z/King & Prince/SixTONES/Snow Man/なにわ男子/Travis Japan/Aぇ! group
昨年は東京ドームで22時30分に開演し、全34曲を披露。松岡昌宏さん、堂本光一さんがサプライズゲストとして登場し、会場を沸かせました。
今年の見どころは、30周年にふさわしい演出やサプライズがあるか。そして「STARTO to WORLD」というタイトルどおり、海外の視聴者を意識したステージ構成になるかどうかでしょう。
【独自考察】カウコンの世界生配信はJ-POP海外展開の試金石

ここからはラボ長の考察です。
ファンクラブ配信とNetflix配信の決定的な違い
ファンクラブ向けの配信は、すでにファンになっている人に届けるための仕組みです。一方、Netflixは世界190以上の国と地域で視聴できるプラットフォーム。まだSTARTO社のアーティストを知らない人が、ホーム画面でたまたま出会う可能性があります。広告の仕事で言えば、「既存顧客向けの施策」から「新規層へのリーチ施策」へ軸足を移したのに近い動きです。
時差が生む「昼間に見る日本の年越し」
仮に昨年と同じ日本時間22時30分の開演だとすると、台湾・香港では21時30分、タイでは20時30分と、アジアでは夜のゴールデンタイムにあたります。一方、ロンドンでは31日の13時30分、ニューヨークでは同日の朝8時30分。欧米のファンにとっては「大みそかの昼間に、ひと足早く日本の新年を体験する」という珍しい視聴体験になります。
事前番組から舞台裏まで続く「3段構え」
事前番組で興味を持たせ、本番で熱狂させ、年明けのBEHINDで余韻を残す。初めて触れた海外の視聴者を「一夜限り」で終わらせない設計です。K-POPが配信やSNSを入口に世界へファンを広げたように、今回の生配信はJ-POPにとっても大きな試金石になるはずです。
カウコンNetflix配信のよくある質問
Q1. カウコンを見るにはNetflixの契約が必要?
A. 今回はNetflixの独占ライブ配信のため、Netflixで視聴する形になります。料金プランや視聴条件は、Netflix公式サイトで確認してください。
Q2. リアルタイムで見られなかったら?
A. アーカイブ配信が予定されているため、後から視聴できます。
Q3. 出演者や開演時間はいつわかる?
A. 出演アーティストや配信時間などの詳細は、後日発表とされています。
Q4. 地上波でのテレビ放送はある?
A. 現時点で地上波放送の発表はありません。
カウコン30周年は12月31日にNetflixで世界同時生配信
30周年を迎えるカウコンは、2026年12月31日にNetflixで世界190以上の国と地域へ初の同時ライブ配信されます。12月の事前番組、当日のライブ本編(アーカイブあり)、2027年1月下旬の舞台裏番組と、年をまたいで楽しめる構成です。出演アーティストや配信時間が発表され次第、モヤラボでも追いかけていきます。