
東京ゲームショウ2026(2026年9月17日〜21日、幕張メッセ)で、ひときわ異彩を放つブースが注目を集めました。ラトビア発のゲーミングデバイスブランド「Azeron(アゼロン)」です。
キーボードでもゲームパッドでもない、指の形に合わせて設計された左手用デバイス。「キーボードはゲームのために作られていない」というコンセプトのもと展開されており、実機に触れられる貴重な機会として来場者の注目を集めていました。
この記事では、Azeronのラインナップである「Cyborg II」「Keyzen」「Cyro」の3モデルについて、それぞれの特徴と選び方を整理して紹介します。
Azeronとは?
Azeronは、ラトビアの企業が展開する片手用ゲーミングキーパッドのブランドです。指を自然に置いた位置にボタンを配置し、360°アナログ操作が可能な親指スティックを搭載しているのが特徴です。
通常のキーボードは指を伸ばして特定のキーを押しに行く必要がありますが、Azeronは逆に「指の位置にボタンを合わせる」設計思想を採用しています。これにより、MMOやMOBA、FPSなど、多くのキー割り当てが必要なゲームで操作性を高められるとされています。
Cyborg II・Keyzen・Cyro 3モデルの違い

Azeronのラインナップは、用途や好みに応じて3つのモデルに分かれています。
Cyborg II
- キー数:30キー(フルカスタム可能)
- スイッチ:Omron製(マウスに近いクリック感)
- 特徴:360°アナログ対応のホールエフェクト式親指スティックを搭載し、スティックドリフト(誤入力)が起きにくい。可動パーツが多く、手の大きさに合わせた微調整がしやすい上位モデル
Keyzen
- キー数:32キー
- スイッチ:Cherry MX(赤軸/青軸/茶軸から選択可能)
- 特徴:通常のメカニカルキーボードに近い打鍵感で、キーボード操作に慣れたユーザーが移行しやすい入門的な位置づけ
Cyro
- キー数:22キー
- 特徴:キーパッドとゲーミングマウスが一体化した唯一無二のモデル。内蔵16Kセンサーで、片手だけでカーソル操作・ボタン入力・スティック操作のすべてを完結できる。片手しか使えないユーザーにも適した設計
どれを選ぶべきか?プレイスタイル別の選び方
Cyborg IIがおすすめな人
- MMOやMOBAなど、大量のスキル・アイテムを瞬時に切り替えるゲームをプレイする人
- 手の大きさに合わせて細かくカスタマイズしたい人
- スティックドリフトなど耐久性を重視したい人
Keyzenがおすすめな人
- キーボード操作に慣れていて、違和感の少ない移行を求める人
- 初めて左手用デバイスを試す人(価格も比較的手頃)
- FPSなど、長時間プレイでも安定した打鍵感が欲しい人
Cyroがおすすめな人
- 片手だけでゲームをプレイしたい人(身体的な理由も含む)
- デスク上の省スペース化を重視する人
- マウスとキーパッドを1台にまとめたい人
3モデルとも、Azeron専用ソフトウェアで全ボタンを自由に割り当てられる点は共通しています。まずは自分のプレイするジャンルと、キーボード派かマウス派かという操作の好みから選ぶのが失敗しないポイントです。
価格・購入方法
Azeronの製品は、公式サイト(azeron.com)からの直販に加えて、Amazonでも取り扱いがあります。東京ゲームショウ2026の会場では実機に触れられるブースが設けられており、購入前に操作感を確かめられる貴重な機会となっていました。
なお、モデルごとに手のサイズに応じたサイズ展開(S/M/L)があるため、購入時は自分の手の大きさに合ったサイズを選ぶことが重要です。
よくある質問(FAQ)
Q. 日本語のマニュアルやソフトウェアはありますか?
A. Azeron公式サイトでは、Cyborg II・Keyzen・Cyroそれぞれについて日本語版のクイックガイド(取扱説明書)が用意されています。ただし、操作設定用のソフトウェア自体は英語表記が基本となります。
Q. 手のサイズが合わなかったらどうすればいいですか?
A. Cyborg II・Cyroはサイズ展開(S/M/L)があり、事前に自分の手の大きさ(手のひらの周囲や指の長さ)を測ってから購入するのが推奨されています。Keyzenはワンサイズ展開で、手の大きさ20〜21cm程度を目安に設計されています。
Q. 対応しているゲームに制限はありますか?
A. キーボード入力に対応しているPCゲームであれば、基本的にどのタイトルでも使用可能です。専用ソフトウェアで全ボタンを自由に割り当てられるため、特定のゲーム専用というわけではありません。
Q. 使いこなすまでに時間はかかりますか?
A. 独特な配置のため、最初は慣れが必要です。目安として10〜20時間程度のプレイで操作に慣れてくるとされており、まずは4〜5個の主要な操作から割り当てて、徐々に増やしていく使い方が推奨されています。
まとめ
Azeronは、「キーボードはゲームのために作られていない」という発想から生まれた、左手専用のゲーミングデバイスです。
- Cyborg II:カスタマイズ性重視の上位モデル
- Keyzen:キーボード感覚で移行しやすい入門モデル
- Cyro:マウスと一体化したユニークなモデル
東京ゲームショウ2026での注目度の高さからも分かる通り、今後さらに認知が広がっていきそうなデバイスです。自分のプレイスタイルに合ったモデルを見極めて、操作性の向上を検討してみてはいかがでしょうか。